ptshrd
COMPOSITION DATA
Title | ptshrd |
---|---|
Japanese Title | ptshrd |
Composer | Takumi Ikeda |
Arranger | – |
sax | 1 |
tuba | 1 |
perc | 1 |
pf | 1 |
electronics | 1 |
others | – |
Publisher | – |
Year of composition | 2014 |
Duration | |
Detail of percussion |
PERFORMANCE DATA
Performers | Masanori Oishi (sax) Shinya Hashimoto (tuba) Yoshiko Kanda (per.) Aki Kuroda (pf) Sumihisa Arima (elec.) |
---|---|
Date | 14/1/2015 |
Venue | Suginami Kokaido Small Hall (Tokyo) |
PROGRAM NOTE
陶器が壊れて陶片が完成する。不定形の色の分布と化した文様は容易に退色しないので、壊れた情報が長期にわたって保存される。壊れた情報をそのままに解釈して新しい文様を考案することも考えられる。 今回、サクソフォンの機構について改めて調べてみて、特に重音はデジタルデータにおけるグリッチやエラー(データの破損による偶発的な表示)に類するものと思われた。かなり複雑な現象なので試しに計算してみるということも難しく、可能な音量や難易度も様々で、ピッチも一定ではない。このように通常の体系に属さない要素を扱うこととは何を意味するのか。と言うよりは体系も仮の枠組みに過ぎず、現実とはより多くのエラーを含むものではなかったか。通常の要素は言うに及ばず、壊れた要素を並べるにも何らかの言葉の働きがあるはずだが、そのため音並べには一時の言語を作っては壊すような感がある。 (池田拓実 2015年1月14日公演配布プログラムより) |